検査についてAbout examination

性病の検査について、検査方法から流れ、結果が出るまでの日数や結果の確認方法など、詳しくお伝えします。

検査方法について

検査は主に以下の方法があります。

医師が視診を行う

医師が視診を行う

検査物を採取して臨床検査を行う

検査物を採取して臨床検査を行う

検査物の採取方法には
5つの方法があります

  • 尿の採取
  • 膣分泌液
    の採取
  • うがい検体
    の採取
  • 患部皮膚
    の擦過物
  • 血液検査

検査物に該当する細菌やウィルスが存在するか検査する方法には
以下のような方法があります。

  • NAT・PCR検査
    (通常検査)​
  • イムロクロマト法
    (迅速検査)
  • 培養検査

これらの検査方法を、症状や細菌・ウィルスの種類によって使い分けて検査を行うことになります。

迅速検査で陰性でも約2割は
陽性の場合があります

PCR検査で陽性の方のうち、迅速検査で陽性になるのは71%、陰性になるのが29%
PCR検査で陰性の方のうち、迅速検査で陽性になるのは0%、陰性になるのは100%

迅速検査で陽性の方のうち、PCR検査で陽性になるのは100%、PCR検査で陰性になるのは0%
迅速検査で陰性の方のうち、PCR検査で陽性になるのは20%、PCR検査で陰性になるのは80%

迅速検査で陽性の場合はほとんど陽性ですが、迅速検査で陰性でも約2割は陽性の場合があります。

女性の膣/尿の検査について

性病の性器への感染については尿または膣ぬぐい液で検体を採取します。

  • 膣ぬぐい液の場合、保険診療では「医師または看護師」が採取しますが、自費診療の場合は、自己採取になります。
  • 女性でも尿での検査が可能です。また感度に関しても膣ぬぐい液と同等の結果が得られています。
    ※検査前1時間、排尿をしていないことが条件となります。

Step 1

採取綿棒(スワブ)を持ち、しゃがんだ姿勢などで膣入り口を開き、3~4cmくらい子宮頚管内に挿入します。
ゆっくり7~8回転させて分泌液を採取します。抜き取りの際は、膣粘膜を傷つけないよう注意してください。

採取綿棒を宮頚管内に挿入します

Step 2

採取綿棒(スワブ)を持ち、しゃがんだ姿勢などで膣入り口を開き、3~4cmくらい子宮頚管内に挿入します。
ゆっくり7~8回転させて分泌液を採取します。抜き取りの際は、膣粘膜を傷つけないよう注意してください。

採取綿棒を宮頚管内に挿入します

ご注意!

  • 生理中、出血が多い場合の採取は避けてください。
  • 妊娠中の方は使用しないでください。
  • 性行為直後の採取は避けてください。
  • 採取全日または当日の膣内洗浄は避けてください。
  • 膣のぬり薬を塗った状態での検体採取はお控えください。
  • 採取中、膣内で綿棒を強く曲げないでください。綿棒が折れて膣内に残ったり、膣内を傷つけてしまう恐れがあります。

潜伏期間について

病原体に感染してから症状が出るまでの期間のことを「潜伏期間」といいます。性感染症の場合、潜伏期間は病気の種類によって大きく異なり、個人差も大きく、さらに女性のクラミジアなどは、感染していても症状がまったく出ないケースも多くあります。
一方で潜伏期間中で症状が出ていなくても、性行為等により他人にうつる可能性があるので注意が必要です。
また、淋菌やクラミジアなどは、キスやオーラル行為などにより「のど」や「肛門」などにも感染することがあります。さらに「のど」や「肛門」から、相手の性器に感染することもあるため、知らない間に感染していたり、感染させていたりするので要注意です。

検査可能時期について

検査可能時期とは、感染した病原体が検査で検出可能になる時期のことを言います。通常、感染初期は病原体の数が少なく、感染していても検査で検出できない(陰性という結果になる)場合もあります。
検査をするにあたって、感染機会からどのくらいの期間が必要かは、性感染症や検査の種類によって異なりますので注意が必要です。

各STDの潜伏期間と検査可能時期

※料金表は横スクロールでご覧になれます

STDの種類 潜伏期間 検査可能時期
クラミジア 1~3週間程度 感染機会から24時間経過後
淋菌(淋病) 1~3週間程度 感染機会から24時間経過後
カンジダ 数年に及ぶこともあり 感染機会から24時間経過後
トリコモナス 10日間程度 感染機会から24時間経過後
マイコプラズマ・ウレアプラズマ 1〜4週間程度 感染機会から24時間経過後
性器ヘルペス 10日間程度 症状がある場合に検査可能
梅毒 3~6週間程度 感染機会から4週間以降
HIV 2~4週間程度 2~4週間以降
※PCR検査の場合は2週間程度、イムノクロマトのスクリーニング検査の場合は4週間程度で検査可能
B型肝炎 1〜6ヶ月程度 感染機会から6~8週間以降
C型肝炎 1〜6ヶ月程度 感染機会から6~8週間以降
尖圭コンジローマ 3週間~8ヶ月程度 症状があれば診察で診断可能

検査結果が出るまでの目安時間

当院は検査所を併設していますので、クラミジア・淋病・マイコプラズマ・ウレアプラズマなどは、保険診療の場合も含めて、翌日17時には結果がわかります。その他、各検査の検査結果が出るまでの目安はこちらからご確認ください。

検査結果の確認の仕方

検査結果が出ましたら、登録したメール宛てにご連絡いたします。そのメールのリンク先をクリックすると、ログイン画面かが表示されます。

Step1

登録したメール宛てに検査結果をご連絡いたします。

ログイン画面が表示されますので、LINEログインもしくはメールアドレス・パスワードによるログインを行ってください。

Step2

LINEログインもしくはメールアドレス・パスワードによるログインを行ってください。

ログインした画面から検査結果をクリックします。検査結果の一覧に結果が反映されておりますので、クリックして結果をご覧ください。

Step3

WEBからメールアドレスとパスワードを入力して結果を閲覧ください。

ログインした画面から検査結果をクリックします。検査結果の一覧に結果が反映されておりますので、クリックして結果をご覧ください。

陽性だった場合(治療について)

陽性の場合は治療が必要になります。ウェルネストクリニックは感染症専門医や婦人科医が在籍するクリニックですので、感染した病気ごとの適切な治療を開始することが可能です。

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ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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